繁華街の喧騒から離れ、緑豊かな日本庭園に流れる老舗料亭の系譜。
料亭の精神を<もてなす人>と<もてなされる人>が作り出す時間と捉え、
「もてなしの心」をスマートに満足させることのできる時間を提供します。
庭の緑からの水や風の音に季節を感じる日本的な美意識の中、
もてなしの中にある主客が心を通わす瞬間のために、あらゆるサービスやデザイン、
そして思わず笑みがこぼれるような美食をご用意いたします。

1965年、アスファルトもないような昔ながらの街並を残す白金に、「料亭 和多伴」創業。
多くの著名人や財界人をもてなす空間として、月日とともに数えきれないほどの改築や増築を重ね、
たくさんの人々に美食をお届けしてきました。
印象的な日本庭園は、1997年に京都で修行を積んだ庭師が計算し尽くした設計によるもの。
桜や紅葉の四季を映す木々、大岩を割った小端石積みの塀や、佇む表千家の茶室。
樹齢100年を超える黒鉄や梅の木は今でも残り、ここで和多伴の歴史を見守ってきました。

しつらいや料理には季節を感じられるように。強い探究心で型にはまらない技を。
「美味しかった」よりも、少しでも改善できることに真摯に耳を傾けるように。
すべての料理を出し終えた後に確かめたいのは、お客様の顔を見て、
大切な人との時間がうまくいったかどうかだけ。
そんな老舗料亭の亭主の人柄こそが、この「和多伴」に息づいていました。

多くの人に愛され、大切に育まれてきた「和多伴」の伝統と歴史。
料亭の精神を受け継ぎ、その伝統の本質を見極め、
シンプルに研ぎ澄まし削ぎ落とすことで見えてくる侘び寂びの空間。
そして、伝統的なフレンチとそのサービスを、この時この場所でしかない
新しい未来を感じさせるイノベーティブ・フレンチというスタイルで。
それらを常に新しく洗練して行く。
2019年10月、「イノベーティブ・フレンチ ワタハン by Furuyu Onsen ONCRI」として、
もてなす人ともてなされる人のための新たな時間を作り出して参ります。